MLMがねずみ講じゃない理由を言えますか?

MLMとは?

順を追って解説してみましょう。

MLM=マルチ・レベル・マーケティングの略

マルチ=多様な、レベル=段階、マーケティング=商法

つまり直訳で、「多様な段階で物品を流通させていく仕組み」という意味です。

簡単に言いますと、店を持たずに口コミで、商品を消費者に直接広めるのが基本の流通システムということです。

また、その様な販売方法を使っているビジネス自体も、MLMといいます。

歴史は古く、アメリカで1930年代に誕生した無店舗訪販商法のひとつで、世界的にもMLMを使って企業格付けランキングの上位にくるような企業も少なくありません。

主なMLMを使った2016年度のランキングはこちら

1位 日本アムウェイ
2位 三基商事(ミキプルーン)
3位 フォーデイズ
4位 ニュースキンジャパン
5位 ノエビア

と、なります。
他には、イオングループ、山之内製薬、カネボウ、ダイエー、ソニーなどの大手企業もMLMに参入、または設立に携わっております。

MLMは何故流行るのか?

アメリカでMLMが急成長をした1980年代、スタンフォード研究所のレポートには、「1990年代の終わり頃には、大衆が日常消費する商品やサービスの60%がMLMの手法で販売されるようになるだろう」 と書かれてあります。

現実には、そこまでは到達していませんが、IT革命の進展によって構造変化を余儀なくされた流通業界にあって、ネットワークビジネスが注目されてきたことは、事実なのです。

企業としてのメリットは、開発費に資本を投入して良い製品を作ったとしても、それを宣伝するだけの資金がない場合、MLMを利用すれば、少ない経費で短期間で自社の自慢の製品を世に送り出すことが出来ます。

また、終身雇用の崩壊もありサラリーマンとしての生活に不安を感じたり、経済的自立を目指す主婦の方など、MLM案件に参加する人が増えていることもその裏付けとなるでしょう。

『ネットワークビジネスとMLMは同じなの?』

ネットワークビジネスは、インターネット環境を利用したビジネスと解釈されている場合がありますが、基本的にはMLMと同じ意味を指してるケースが多いです。

ねずみ講とは?

MLMの説明をすると、それって「ねずみ講じゃないの?」とおっしゃる方がおりますので、説明しておきます。

ねずみ講=正式名称は、無限連鎖講と言い1978年に「無限連鎖防止法」という法律ができたことにより、ねずみ講を開設・運営することはもちろん、ねずみ講に参加すること、勧誘すること、これらの行為を助長することも厳しく禁じられております。

メンバーに金銭を出させて組織を作り、新しい会員が加入するたびに、その新規会員から取った金銭をグループ内で分配する仕組みです。

必ず、先に加入した人が儲かる仕組みとなっておりますので、あとから加入した人は稼げません。

罰則内容としては、下記のように記述があります。

  • 無限連鎖講を開設、又は運営した場合は「3年」以下の懲役もしくは「300万円」以下の罰金になる。
  • 反復継続的に、無限連鎖講に加入することを勧誘した場合は、「1年」以下の懲役または「30万円」以下の罰金になる。
  • 無限連鎖講に加入することを勧誘した場合は「20万円」以下の罰金(1回勧誘しても違反が成立する)

このように、ねずみ講は犯罪であり、加担した人間には重い罰則が科せられるますので絶対にしてはいけません。

マルチ商法とは?

マルチ商法とは、MLMの仕組みを悪用した悪徳商法が横行した頃(1970年代)につくられた造語だそうです。

当初は、「マルチ・レベル・マーケティングを模した悪徳商法」という意味で「マルチまがい商法」と呼ばれていたが、いつしか省略されてマルチ商法と呼ばれるようになった。

なので、「マルチまがい商法」=「悪徳マルチ商法」となり、マルチ商法自体は、違法でもなんでもありません。

MLMと同じく「連鎖販売取引」と言われ、「特定商取引法(特商法)の第33条」で定義さている販売形態のことを指し、この法律に沿っている場合は、違法ではありません。

では、「マルチまがい商法」、「悪徳マルチ商法」と呼ばれるものにどんなものがあったのでしょうか?

金銭のみのやり取りだと「ねずみ講」となってしまいますので、一応見せかけだけの価値のない商品を売ることになっています。ねずみ講で罰せられることを回避するために、作られた商法でこれも違法となります。

数式で言うと、このようになるのではないでしょうか?

「マルチまがい商法」=「悪徳マルチ商法」≠「マルチ商法」≒「MLM」

どうして「マルチ商法」はイメージが良くないのか?

先にも述べたように、「マルチ商法」は、「マルチまがい商法」という造語から省略された言葉なので、どうしてもイメージ的に、「悪徳マルチ商法」=「マルチ商法」と誤解されてしまっているのが現状です。

だから、言うなれば「MLM」=「正当マルチ商法」というのは、間違っていないと思いますが、「MLM」に携わっている人は、「マルチ商法」という言葉は使いたがりません。

ですが、

MLMって結局マルチなんだよね?」という質問がきっとあるかと思います。

この場合のマルチは、おそらく悪徳マルチ商法のことを指している場合が多いので、

その場合は、悪徳マルチと正当なMLMとの違いをきちんと説明して、誤解を解く必要があるでしょう。

簡単に言えば、価値ある商品を、妥当な値段で、正しい方法で売っているかどうかが問題なのです。

実際、法律を作れば必ず法をかいくぐって悪い商法をあみ出す人間が現れます。

どうか皆さんが、正しい『眼』を持って騙されないようにしてくださいね。